筒香 嘉智 選手

筒香 嘉智 選手 (横浜DeNAベイスターズ)2016

「動き易さ」が、勝つために選んだ理由

筒香嘉智 横浜DeNAベイスターズ

今年(2015年)は打率(.317)打点(93)本塁打(24)の3部門で自己最高の成績をマークし、初のベストナインを獲得することもできました。ですが、途中で足のケガによる離脱もあり、決して満足はしていません。特に打点と本塁打は、もっと数字が伸ばせたはず…と思っています。

シーズン後に「侍ジャパン」の一員として出場した「第1回WBSCプレミア12」では優勝は逃しましたが、貴重な経験の場になりました。なにしろ、あれほど外国人投手の動くボールと対戦したのは、初めてでしたから。参加国の中には、第3回WBC(13年)の覇者であるドミニカ共和国の姿もありました。ドミニカには去年5日間ほど練習で滞在したのですが、ドミニカの野球は、縛りがある中で実力を発揮することが求められる日本とは、まるで違いました。無心でバットを振り、ボールを思い切り投げる…僕はこれこそが本物の野球と感じましたし、(こういう野球をやりたい)と強く思いました。子供たちも、たとえミスをしても指導者から怒られないので、好きな野球をノビノビとプレーしていましたね。「プレミア12」では、そのドミニカとも対戦しましたが、いい意味で結果を恐れず、試合を楽しんでいるように映りました。打者なら(どうやっていい打球を打とうか)と、常にワクワクしながらプレーしているのです。

グラブやバットなど野球用具に細心の注意を払う僕は、ウェアにもこだわっています。たとえば打席で構えた時、肩に引っかかりを感じたら、それがバッティングにも影響を及ぼしますからね。ユニフォームの下に着るアンダーウェアも、とても大切だと思います。そんな僕が選んだのがONYONEです。初めて着用したのは(硬式の)堺ビッグボーイズでプレーしていた中学時代。親から勧められるままに着てみたところ、それまでの″アンダーシャツ″にはない、快適な着心地感があったのです。ただ当時はまだ中学生ですからね、素材とか、細かい部分までは分かりませんでした。ONYONEの良さを再認識したのは、プロに入ってからです。
自分でアンダーウェアを選べるようになり、久しぶりに袖を通したONYONEのアンダーウェアは、それまで着ていたものとは全く別物で、動きの妨げになるところもありませんでした。

ONYONEは軽さも気に入っています。大げさではなく、裸のまま動いているような気がするのです。それと、どんなに汗をかいてもベタつかないのもいいですね。僕はもともと汗かきなのですが、ONYONEのアンダーウェアだと、夏場でも1試合で1度着替えるくらいで。他の選手が何度も交換する中、着替えないこともあります。とにかくすぐ乾くので、チームでクリーニングしてもらう時も、乾燥機にかける時間は半分でお願いしているほどです。また僕は、流行りのピタッとしたアンダーウェアは苦手で、ゆとりがあるのが好みなんですが、ONYONEはゆとりがありながら、肌触りもいいんです。来季はより薄くて柔らかい素材で作ってもらった「筒香モデル」を着用する予定です。最大限のパフォーマンスを発揮するための武器になってくれるでしょう。

このオフは約1か月間、ドミニカのウィンターリーグに参加します。これは来シーズンのため、と言うよりも、もっと先の将来を見据えてです。オフですから、リラックスする時間も必要かもしれませんが、「もっともっと上手くなりたい」僕には、ゆっくりしている時間はありません。プロ野球での活躍を目指す少年野球の選手も、ゴールから逆算して″今、何をやらなければならないか″を理解し、行動することが、目標達成につながっていくと思います。

筒香嘉智

DP STAFF 特別インタビュー ONYONE BASEBALL GEAR DEVELOPMENT STAFF

ONYONE DP STAFFのインタビューを再編しました。第一線で活躍するプレーヤーよりいただきました貴重なご意見をご紹介します。